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誰ひとり取り残さない被災者支援

掲載日 : 2024-08-30

8 月 20 日・ 21 日に、鍵屋一氏を講師に迎えて「災害ケースマネジメント推進研修」を松江市・大田市で開催しました。研修には、行政・社協・地域包括支援センター等の職員、ケアマネジャー・相談支援専門員・民生児童委員など、150 名の方が参加されました。

講義を通じて基礎知識を学び、演習では実際の事例をもとに具体的な対策や備えについて考えながら、被災者支援についての理解を深めました。個別避難計画づくりのプロセスと災害ケースマネジメントの関係、正常化の偏見 (自分は大丈夫という思い込み) が災害への備えを阻害すること、普段の支え合いの仕組みが災害時には重要であることなど、多くの気づきがある研修でした。

参加された皆さまのご活躍により、災害ケースマネジメントの取り組みが浸透し、日常も災害時も支え合える地域づくりが進んでいくことを期待したいです。今後も本会では、災害ケースマネジメントの普及・推進をめざした活動に取り組んでいきます。

※「災害ケースマネジメント」とは、被災者の生活再建が進むように、個々の困りごとを戸別訪問や見守り相談により把握して、課題に合わせた適切な支援制度・関係者に繋ぐなどのきめ細やかな支援を行う手法です。