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日常も災害時も支え合える地域づくりをめざして

掲載日 : 2025-03-11

災害福祉支援に包括的に取り組む体制づくりをめざして、災害ケースマネジメントの実践を学ぶことを目的とした「災害ケースマネジメント実践勉強会」を開催し、行政・社協等の職員、福祉専門職の方など約 100 名が受講されました。

前期 (1 月 8 日) の基礎編は体制と手順、後期 (2 月 20 日) の展開編は実際のマネジメント支援をテーマに、鍵屋一氏による講義・演習、鈴木悠太氏 (NPO 法人クチェカ) と佐賀雅宏氏 (倉敷市社会福祉協議会) からの実践報告、パネルディスカッションという構成で実施しました。

鈴木氏からは平成 28 年台風豪雨災害 (岩手県岩泉町)、佐賀氏からは平成 30 年 7 月豪雨災害 (倉敷市真備町) の際に、実際の支援現場で起こった様々な事例や取り組みについてお話していただきました。

共通していたのは「被災された方を支えるために取り組んだことが、災害ケースマネジメントといわれるものだったこと」「普段から地域の中に多くのアンテナを作っておくこと」「日常的なつながりを大切にすること」でした。

災害を身近なものと捉えて自身の生活を振り返ったり、それぞれの立場でできることを考えたり、すぐにできることはたくさんあります。
日常も災害時も支え合える地域づくりが進んでいくことをめざして、今後も災害ケースマネジメントの普及・推進に取り組んでまいります。