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災害派遣福祉チーム「しまね DCAT 」訓練研修を実施しました。

掲載日 : 2020-02-25

こんにちは ! 法人支援部経営支援係です。



近年、東日本大震災や熊本地震、台風・豪雨による浸水・土砂災害など、多くの自然災害が発生し、各地に甚大な被害をもたらしています。

こうした災害を受け、高齢者や障がい者、子どものほか、傷病者等といった地域の災害時要配慮者が、避難所等において、長期間の避難生活を余儀なくされ、必要な支援が行われない結果、生活機能の低下や要介護度の重度化など、いわゆる「二次被害」が生じてしまう懸念があります。

災害時要配慮者が、避難生活終了後、安定的な日常生活へと円滑に移行するためには、避難生活の早期の段階から、その福祉ニーズを的確に把握するとともに、可能な限りそのニーズに対応し、生活機能の維持を支援していく体制の構築が喫緊の課題となってます。



こうしたことから、各都道府県単位で避難所において福祉ニーズに対応する「災害派遣福祉チーム」の整備が進められています。

本県では、平成 27 年から災害派遣福祉チーム「しまね DCAT 」の養成を開始し、県内福祉施設等に勤務する社会福祉士や介護福祉福祉士、保育士などの福祉専門職、158 名の方にチーム員として登録いただいています。



去る 2 月 19 日に松江市で、20 日に出雲市で今年度の「しまね DCAT 訓練研修」を実施し、両会場合わせて 37 名の方に受講していただきました。

災害派遣福祉チームの必要性や派遣の仕組み、活動内容、被災者の心理や行動などについて座学で学んでいただいた後、実際の派遣を想定したチームごとに、避難所で発生する福祉ニーズやその対応策、そのために平時から準備しておくべきことなどを検討していただきました。



今回、受講された方は新たに DCAT メンバーとして登録させていただき、今後、被災地において活動していただくことになります。どうぞよろしくお願いいたします。





※ DCAT(ディーキャット) は、Disaster Care Assistance Team の頭文字をとった災害派遣福祉チームの愛称です。