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「福祉教育」について考える

掲載日 : 2020-07-22

こんにちは、地域福祉部地域福祉係です。



皆さんは「福祉教育」という言葉を聞いたことがありますか。



「福祉教育」とは、憲法 13 条「個人の尊重、幸福追求権」、憲法 25 条「生存権」に規定された基本的人権を前提に成り立つ、平和と民主主義社会をつくりあげるため、「社会福祉問題」を素材として学習し、解決のための実践力を身につけることを目的に行う意図的な活動であるとされています。



この定義だけを見ると、とてつもなく難しくて遠いものに感じてしまいます。

本会ホームページ「福祉教育」をご覧いただけたら、身近な取り組みであることがわかりますので、ぜひ見てみてください。

https://www.fukushi-shimane.or.jp/fukushi/education.html



さて、本会では島根県における福祉教育推進のあり方を協議するために、学識経験者・企業・行政・教育・社会福祉関係者等の委員により構成される『島根県福祉教育推進協議会』を設置しています。

7 月 20 日 (月) に開催した『第 1 回島根県福祉教育推進協議会』の主たる議題は、今後 4 年間の福祉教育の展開方針を定める「しまね流ふくし教育推進指針」の最終的な内容確認でした。



新しい指針は、『地域で共に生きる力』を育んでいくことを目指して、様々な機関がそれぞれの立場で「福祉教育」を進めることにより、一人ひとりの「福祉への関心」を高め、「自ら行動する力の育成」に向けた取り組みが、今まで以上に活発になることを期待しています。



新型コロナウイルス感染症の影響を受け、生活も社会の構造も大きく変化しています。変化の中でも「大切にすべきもの」について慎重に考えながら、「しまね流ふくし教育推進指針」を手がかりとして、今後の福祉教育を実践していきたいと思います。

新しい指針は、8 月以降に本会ホームページ上にて公開いたします。