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ある日、避難所を『運営する側』になったら……

掲載日 : 2021-01-22

こんにちは。石見支所です。



くにびき学園西部校は年明けも元気に開講しています。

先週に引き続き、防災をテーマに学習しました。本日は実習です。

浜田市防災安全課と、浜田市防災士会に講師を務めていただき、

実際に避難所で使う道具の組み立てなどを体験しました。



今日体験したのは、間仕切りと段ボールベッド。

講師の説明を聞きながら、テキパキと組み立て、講師から

「通常なら完成まで 25 分くらいかかりますが、今日は 15 分でできました」

とコメントをもらい、学園生たちはちょっと得意げでした。



非常食として開発されたカレーも試食。

「おいしい」「本当に普通のカレーだ」と味の感想が聞こえてきました。



災害発生時に困るのが断水です。

トイレの水が使えないときに役立つ非常用トイレの設置方法と使い方を見せていただきました。

あっという間に薬剤が水を吸収。可燃ゴミとして出せるようになっているそうです。

意外と軽い間仕切りの資材。

間仕切りの規模感や圧迫感。

ベッドに寝転んだ時の背中の感覚。

非常食カレーの味。

実際にやってみると、頭での理解と感覚の誤差があることに気づけます。

まさに百聞は一見に如かず、です。



学園生からは

「実際にやってみて、参考になった」

「さっそく地域の婦人会で実施したい」

といった感想をいただきました。



災害が発生した際、避難所を行政だけで運営できるとは限らないそうです。

もしかしたら、私たちが避難所を『運営する側』になるかもしれません。

そんな時にあわてず、冷静に対応できれば、地域にとって心強い存在になれるはずです。

今回の実習では、そんな「もしも」も意識していただけたと思います。



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https://www.kunibiki-gakuen.jp/



【写真左】避難所で実際に使われる間仕切り。協力して組み立てました。

【写真中】非常用トイレ。不特定多数の人が使う避難所では「あとで使う人」のことも考える必要があります。そういった配慮の仕方も学びました。

【写真右】非常食のカレーライス。湯せんせずに食べられるそうですが、今日は温めて試食しました。アレルギーにも配慮されています。