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見向きもされなかった鉄道遺構が観光資源に !?

掲載日 : 2021-02-15

こんにちは。石見支所です。

毎週金曜日は、くにびき学園西部校の開講日 (29 期生) です。



今日は連続講義『今福線が観光資源になるまで』の現地学習でした。いわみーるから大型バスに乗り、旧線 (戦前に計画・着工された路線) に沿って今福線ガイドの会から車内ガイドをしていただいたり、途中下車して橋脚群や『おろち泣き橋』『下長屋トンネルと新旧交差地点』なども見学したりしました。「こんな学習がなければ、今福線のことはずっと知らなかったと思う。何気なく通っていた道にも歴史があることが分かった」「地元ボランティアの熱心なガイドと周辺の環境整備に対して頭が下がる」と受講生からの感想がありました。鉄道遺構の素晴らしさはもちろん、それを支えている地域の方々の思いや熱心な活動が学園生にも伝わったようです。



午後からは浜田市金城町の美又地区を拠点に活動している NPO 法人美又ゆめエイトさんの事業内容や経緯についてお話を伺いました。NPO 設立の前身時代から『黒』を主軸とした商品開発に一貫取り組んでおられ、黒大豆を使った豆腐や、黒米焼酎なども販売していただきました。



午前と午後でテーマは異なりましたが、いずれも地域の方々が地道に活動を積み重ねておられる様子を学ぶことができました。



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https://www.kunibiki-gakuen.jp/



【写真左】戦前に計画・着工されるも未完成のままに終わった旧線の橋脚群。

【写真中】地元の方が年に数回草刈りをされていて、鉄道遺構までの道は歩きやすい環境が維持されています。

【写真右】午後の講義の様子。密にならないよう、十分に距離をとっています。