こんにちは、地域福祉部地域福祉係です。

6 月 3 日 (土)、出雲市の朱鷺会館で「災害ボランティアセンター運営者養成講座」を開催しました。
講師は、数々の災害ボランティア経験をされている日野ボランティア・ネットワークの山下弘彦氏と森本智喜氏です。

災害ボランティアセンターとは、被災された方々の生活をできるだけ元の生活に近づけることができるよう、災害の際に市町村社協等が中心となって立ち上げ、被災された住民の方の相談に対応し、その相談に対するボランティア活動の調整、資機材の貸出し等を行う災害時の生活再建の拠点となるところです。

災害ボランティアセンターでは、住民・地域の支え合いをベースにしながら、一人ひとりが暮らしを取り戻すために必要な活動を行うため、地域住民の方やボランティア団体、行政の方等多くの個人・団体方々が連携して運営を行っていく必要があります。
今回の研修も行政の方や社協職員に加え、福祉施設の方や学生さんなど幅広い立場の方、25 名に受講いただきました。

午後の座学の後はグループワークやフリップトークも交えて「災害時に困ることは ? 」「どんな支援があれば良いと思う ? 」といったことについて、グループメンバーと意見を出し合いながら考えをまとめていきました。「ドローンや EV 車等を活用する」といった支援方法や「被災者の心情に配慮したうえで、励ましの言葉も大切」といった発表もあり、支援について色々な考えを共有することができました。

参加者からは、「普段災害が少ないところに住んでいますが無関心ではいけないと思いました」「災害ボランティアと言ってもがれきの除去等だけでなく、個別のニーズに対応できる支援が必要だと感じました」等の声があり、講座全体を通して災害支援への考えが深まる時間となりました。