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地域福祉を進める人材

包括的な支援体制を支える専門的人材の育成

地域住民・施設・団体・社協の力を結集した「協働」による地域福祉の総合的な推進をめざします。

制度・分野ごとの「縦割り」や、「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、子供・高齢者・障がい者など全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことができる「地域共生社会」の実現のためには、個別支援・地域支援を一体的に捉え、推進していくことができる福祉専門職の育成が重要となっています。
県社協では、平成 17 年度より開催している、地域・社会資源の把握やニーズの明確化、関係先との調整、サポートネットワーク体制の構築や資源開発などのコミュニティソーシャルワーク (以下、「CSW 」といいます。) の考え方や技法を学ぶ研修を継続していくことで、本人・世帯が有する複合的な課題を包括的に受け止め、継続的な伴走支援を行いつつ、適切に支援していくための、「断らない相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を柱とした包括的な支援体制づくりに向けた専門的人材の育成に取り組んでいきます。

コミュニティソーシャルワークとは

コミュニティソーシャルワークとは、様々な福祉施設・機関・団体にあって、地域福祉活動を担当するワーカーが、従来の分野別、対象別のアプローチではなく、サービスを横断的に活用し、地域におけるサポートネットワークを形成しながら、地域の様々な生活課題を的確に把握し、その要因を分析・評価し、適切なサービスへ結びつけるとともに、個別の生活課題を地域で支えあう地域生活支援ネットワークを構築したり、必要に応じたインフォーマルサービスの開発などを行う支援活動です。

  • 地域自立生活上サービスを必要としている人に対し、
  • ケアマネジメントによる具体的援助を提供しつつ、
  • その人に必要なソーシャルサポートネットワーク (支援体制) づくりを行い、
  • かつその人が抱える生活問題が同じように起きないよう福祉コミュニティづくりを統合的に展開する、
  • 地域を基盤としたソーシャルワーク実践