お問い合わせ一覧

中学生・高校生との交流 (社会福祉法人 慶照学園 けいしょう保育園)

1. 社会福祉法人 慶照学園 けいしょう保育園

中学生・高校生との交流

2. 経緯、きっかけ

次世代に親となる中・高・大学生が、園児との交流や保育園のボランティア活動を通して、命の大切さや人との共感力やコミュニケーション能力、思いやりの気持ちを養ったり、乳幼児とかかわることで発達の違いに気づき、子ども理解につながるよう支援し、取り組んでいます。

3. 取り組み内容

  • 中・高校生が家庭科の授業、インターンシップ等で、幼児の発達に関心を持つ中で、実際に保育園児と一緒に遊びふれあう体験を通して関心を高めるとともに心の交流を図ります。また、ボランティア活動、定期的な部活動を通して、さらに深く幼児の発達を知り、子ども理解を深められるよう支援していきます。
  • 中学生の家庭科の授業では、各年齢で楽しめる発達に応じた手作り玩具を授業で作り一緒に遊んだり、自由遊びの中で触れ合ったりすることで、年齢による発達の違いを知ったり保育士の仕事について関心を寄せたりする等、課題意識を持って交流していました。
  • 高校生は、インターンシップで保育園の仕事に関心のある生徒が希望し、保育士の仕事や乳幼児の発達について関心を深めていました。感想の中には「挨拶の大切さ、年齢によって接し方が違い子ども一人ひとりに細かな気配りが必要なこと、体験する前には気づかなかったいろいろなことに気づくことが出来ました」「実際に働いている方から具体的な話を聞くことが出来、将来保育士になろうか悩んでいた私にとって有意義な経験でした」等の感想が聞かれました。
  • 高校生の部活動では、年間を通して交流しており、日程については生徒自ら保育園に電話連絡をし、依頼しています。交流の年齢も生徒が自分で決め、0 歳児から 5 歳児までの乳幼児とかかわりふれあっています。時間は、16 時から 17 時の 1 時間だけですが、継続して交流しているので、お互い名前を呼び合うほど親しくなり、次回の交流を楽しみにする関係になっています。

4. 評価、課題、展望

子どもたちは、いろいろな世代のお兄さん、お姉さんとかかわることにより、頼もしさや憧れの気持ちを持ちお世話をしてもらうことを喜んでいました。また、生徒からは、「小さい子がどんなふうに言葉や社会性を身につけていくのか、実際に見られていい体験になりました」「子どもと接する難しさと楽しさを知りました」「この経験を生かして普段の生活の中でも周りの状況を考えてやるべきことをしっかりやり、自分からもっと積極的に手伝いなどを頑張っていきたい思います」「実際に働かれている方々から具体的な業務内容や資格取得の方法についてお話を伺うことが出来たことは、将来保育士になろうか悩んでいる私にとって大変有意義なものになりました」「今までは、こどもが苦手だったのですが、この体験をする中で、子どもへの気持ちが変わりました」等の感想が聞かれました。教師からは、「学校では見たことの無い表情をする子がいました」と新しい発見をすることが出来たことを伝えてくださいました。
園児と交流することで、生徒の中に今までと違った意識が芽生えていることを嬉しく思い、今後も気軽に交流が持てるようになればと思います。

5. 組織の概要

名称 社会福祉法人 慶照学園 けいしょう保育園
法人本部所在地 島根県隠岐郡海士町大字海士 3980-1
経営施設種別  
電話番号 08514-2-0540
ファックス番号 08514-2-0808
URL