この活動は私たち社会福祉法人が、その強みである「対人援助専門職としての相談援助技術」を発揮し、担当分野にとらわれない、利用者やその家族、地域等の " 身近でなんでも相談できる窓口 " となり、多様化・複合化する生活・福祉問題へのアウトリーチを進め、その改善・解決を図ることを目的としています。
市内 14 の社会福祉法人は支援分野別に「高齢者」「障がい者」「児童」の 3 分野に大別されます。一方で、利用者の日常生活上で発生する「生活困窮」や「孤立」といった 3 分野では収まらない横断的な生活・福祉問題も拡がっています。
このような問題はそれぞれの法人が担う福祉制度だけでは対応できません。実際に担当分野の福祉サービスを利用者にしっかり提供しても、本人の生活のしづらさが改善しないケースもあります。14 の法人単独では対応しがたい複合多問題も、ネットワークで受け止めるこの活動の仕組みがあれば改善・解決につなげていけます。
※ なんでも相談の受付実績
令和元年度 32 件
令和 2 年度 46 件
令和 3 年度 43 件
▲ 担当者研修会で演習する様子