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くらしの安心を支える 身近でなんでも相談窓口ネットワーク事業 (雲南市社会福祉法人連絡会)

1. 雲南市社会福祉法人連絡会

『くらしの安心を支える 身近でなんでも相談窓口ネットワーク事業』

各専門分野の社会福祉法人がキャッチした問題は抱え込まずにネットワークで受け止める
合言葉は「つながるチカラで アウトリーチ !
▲ PR用のなんでも相談窓口の看板

2. 取組に至った経緯やきっかけ、背景

平成 28 年 4 月の社会福祉法改正にともない、地域における公益的な取組、いわゆる地域貢献活動とは何かを学び合うため雲南市内 14 の全ての社会福祉法人は顔合わせを行いました。島根県社協や行政の支援もあり全法人で一緒に取り組むこととなりました。平成 29 年 3 月 5 日には雲南市社会福祉法人連絡会設立総会を開催し発足に至ります。それから目玉活動を決めるにあたり数回の検討会を経て、災害対策、ひきこもり支援、総合相談などの中から話し合いによって見出しの活動を選びました。
そして、この活動に関わる各法人の担当者は押付ではなく納得して活動を展開する必要があったため、3 回の研修会を経て令和元年 8 月 2 日から正式に開始しました。

3. 取組の内容

この活動は私たち社会福祉法人が、その強みである「対人援助専門職としての相談援助技術」を発揮し、担当分野にとらわれない、利用者やその家族、地域等の " 身近でなんでも相談できる窓口 " となり、多様化・複合化する生活・福祉問題へのアウトリーチを進め、その改善・解決を図ることを目的としています。
市内 14 の社会福祉法人は支援分野別に「高齢者」「障がい者」「児童」の 3 分野に大別されます。一方で、利用者の日常生活上で発生する「生活困窮」や「孤立」といった 3 分野では収まらない横断的な生活・福祉問題も拡がっています。
このような問題はそれぞれの法人が担う福祉制度だけでは対応できません。実際に担当分野の福祉サービスを利用者にしっかり提供しても、本人の生活のしづらさが改善しないケースもあります。14 の法人単独では対応しがたい複合多問題も、ネットワークで受け止めるこの活動の仕組みがあれば改善・解決につなげていけます。

※ なんでも相談の受付実績
令和元年度 32 件
令和 2 年度 46 件
令和 3 年度 43 件
▲ 担当者研修会で演習する様子

4. 「取組の評価、課題、展望」「法人役職員・担当者の感想、一言コメント」「地域住民、参加者の声や意見」等

この取組の実践や研修会を重ねていくうちに担当者から「相談を聞いた自分自身が解決しなくてもよいことがわかった」「いろいろな分野でつながる強みを活かし支援を広げたい」などの声が届いています。今後は経年による担当者異動等の課題にも対応しつつ、地域のしあわせと豊かさの追求のため法人間連携・協働をもって地域貢献活動の取組に邁進して行きたいと思います。
▲ 担当者研修会で聴講する様子

5. 組織の概要

名称 雲南市社会福祉法人連絡会
代表者 会長 竹下 三郎
事務局の所在地 〒690-2404 島根県雲南市三刀屋町三刀屋 1212-3
雲南市社会福祉協議会内
構成 社会福祉法人 14 団体 (発足当時分野)
【児 童】あおぞら福祉会、愛耕福祉会、たんぽぽ、四ッ葉学園
【障がい】雲南ひまわり福祉会、雲南広域福祉会、仁寿会
【高 齢】島根県社会福祉事業団、かも福祉会、きすき福祉会、有隣会、萌友福祉会、よしだ福祉会、雲南市社会福祉協議会
電話番号 0854-45-9888
ファックス番号 0854-45-2211